過去に男女関係にあった男性の元妻から慰謝料800万円の支払いを求めて訴訟を提起されたが、弁護士が介入して請求棄却判決を獲得した事案
離婚にあたり、夫に900万以上の財産分与の支払いを合意させた事例を紹介します。
事案の概要
依頼者 | 50代女性 |
過去の交際相手 | A(50代男性) |
相手方 | Aの元妻B(50代女性) |
依頼者は、約2年前に妻子ある男性Aと男女の関係となっていましたが、Aの元妻であるBから、Aと離婚に至ったのは当該不貞行為が原因だとして、慰謝料800万円の支払いを求めて訴訟を提起されたため、当事務所に来所しました。
解決までの流れ
ただちに弁護士が介入し調査を行ったところ、依頼者とAが知り合う以前より、AとBの夫婦関係が破綻していたことや、AとBの離婚調停において、AがBに多額の金員を支払う合意がされていたことが明らかになりました。
そこで、弁護士が婚姻関係破綻後の不貞行為は慰謝料を発生せしめるものではないこと、及び、AからBに対して既に充分な賠償が行われているため、依頼者に対する請求はできないと主張を行ったところ、Bの請求を一切認めないとする請求棄却判決を得ることができました。
解決のポイント
1. 弁護士が介入し、適切な主張反論を行ったことで、800万円という多額の請求を退ける判決を獲得することができた。
- 約600万円の請求(不貞行為-財産分与-婚姻費用等)された事案で、約400万円減少させて解決
- 不貞行為の慰謝料として高額の請求をされた事案において、支払額を請求額の5分の1に抑えて和解した事例
- 婚約の成立を証明する直接的な証拠がない案件について、婚約を破棄したことに対する損害賠償として、交渉で100万円を回収した事例
- 6年以上にわたり離婚問題を抱えていた40代夫婦について、早期に離婚訴訟を提起し、速やかに穏当な内容で離婚を成立させることができた事案
- 離婚にあたり、夫に900万以上の財産分与の支払いを合意させた事例
- 妻からの高額な婚姻費用および財産分与請求を減額ないし0円とすることに成功したいわゆるモラハラが問題となった事例
- 不貞により婚姻中に第三者の子を出産した妻との離婚問題において、慰謝料総額300万円を認めさせた事案
- 離婚訴訟において、相手方から有責配偶者の主張をされたものの、最終的に離婚を成立させた事例
- 婚姻生活中に不貞を行った妻が、離婚後、元夫に対し、財産分与を請求し700万円の支払いを受けた事例
- 不動産持分を移転する代わりに金銭を夫から要求されていた妻が、不動産持分に加え、財産分与や養育費増額することに成功した事例