不貞相手に対する慰謝料請求を交渉のみでスピード解決した事例
不貞相手に対する慰謝料請求を交渉のみでスピード解決した事例を紹介します。
事案の概要
依頼者 | 30代女性 |
相手方 | 不貞相手・30代女性 |
相談者は、事前に不貞相手と話し合いをしており、また夫も全面的に不貞を認めており謝罪していたため、不貞の事実に争いはありませんでしたが、慰謝料額や支払方法等については合意に至っておらず、ご来所されました
解決までの流れ
まず、弁護士より不貞相手に交渉をしたい旨の通知を送りました。不貞相手が不貞の事実を認めていたこともあり、比較的スムーズに交渉を開始することができました。最終的に、慰謝料として、不貞相手が相談者に対し、110万円を支払うということで合意が成立しました。
これは不貞期間が数ヶ月しかなかったこと、相談者が夫婦関係の再構築を望んだこと等諸般の事情を考慮しての金額です。金額については不貞相手も納得しましたが、分割払いを希望したため、支払を担保する必要があり、公正証書を作成することを提案しました。
公証人とのやりとりもすべて弁護士が進めたため、依頼をいただいてから52日間という短期間で、相談者にも納得の慰謝料を手に入れることができました。
解決のポイント
1. 不貞の事実を当事者が認めていても、ご当事者同士では弁済条件等のお話し合いがスムーズにいかない場合がありますが、弁護士に依頼することにより、法的に決めることが必要な事項に絞って交渉を行い、短期間で解決することが可能となります。
2. 慰謝料の支払について分割を希望された場合に、合意内容を公正証書という方法でまとめることによって確実な支払を担保できた事案です。
- 約600万円の請求(不貞行為-財産分与-婚姻費用等)された事案で、約400万円減少させて解決
- 不貞行為の慰謝料として高額の請求をされた事案において、支払額を請求額の5分の1に抑えて和解した事例
- 婚約の成立を証明する直接的な証拠がない案件について、婚約を破棄したことに対する損害賠償として、交渉で100万円を回収した事例
- 6年以上にわたり離婚問題を抱えていた40代夫婦について、早期に離婚訴訟を提起し、速やかに穏当な内容で離婚を成立させることができた事案
- 離婚にあたり、夫に900万以上の財産分与の支払いを合意させた事例
- 妻からの高額な婚姻費用および財産分与請求を減額ないし0円とすることに成功したいわゆるモラハラが問題となった事例
- 不貞により婚姻中に第三者の子を出産した妻との離婚問題において、慰謝料総額300万円を認めさせた事案
- 離婚訴訟において、相手方から有責配偶者の主張をされたものの、最終的に離婚を成立させた事例
- 婚姻生活中に不貞を行った妻が、離婚後、元夫に対し、財産分与を請求し700万円の支払いを受けた事例
- 不動産持分を移転する代わりに金銭を夫から要求されていた妻が、不動産持分に加え、財産分与や養育費増額することに成功した事例