婚約とは何でしょうか。どのような場合に、婚約が成立したと認められるのでしょうか。
婚約とは何でしょうか。どのような場合に、婚約が成立したと認められるのでしょうか。
婚約とは、婚姻の予約、すなわち、将来婚姻を締結しようとする当事者間の契約を意味します。 契約であることから、当事者間の意思の合致により成立し、必ずしも、結納の授受などの形式は、必要とはされません。
どのような場合に、婚約が成立したといえるかについて、明確な基準はありません。
結納の授受や婚約指輪の贈与などがある場合には、婚約が成立していると判断されやすいですが、そのような形式がない場合でも、当事者間の交際状況、具体的な会話の内容、結婚に向けた具体的な準備や予定、親族や友人への紹介など諸般の事情を踏まえ、当事者間で、誠心誠意将来夫婦になることを約束したと認められれば、婚約は成立したこととなります。